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2010年04月19日 14:44:46 クドPCをFreeBSD化する。(1)
クドPCにIntel SSDを挿してFreeBSDを再構築しなおしたところ、概ね問題なさそうなので手順を公開してみることにしました。
それなりに量があるので何回かに分けて公開します。
バージョンはFreeBSD-7.3をインストールする前提で話を進めます。

1. OSインストール
クドPCの場合、内蔵の光学ドライブがないので、もし、CD/DVDメディアからインストールするならば外付けドライブをUSB接続する必要があります。
しかし、USBデバイスからのブート時にBTX haltedと表示され起動しないと思われるので、PXEブートにてネットワーク経由でインストールします。
PXEブートのやり方はいろんなサイトで紹介されているのでここでは省略します。
なお、ブートだけでなくインストールまでNFSで行う場合、パスはCD-ROM内の7.3-RELEASEディレクトリに向ければよいのですが、一部のディストリビューションではパッケージが必要になるため、packagesディレクトリ毎7.3-RELEASEの下においてあげる必要があります。

2. カーネル再構築
7.3のドライバでは、クドPCに搭載されているGMA3150に対応していないため、パッチを当ててカーネルを再構築する必要があります。
パッチは以下のURLで偉い人が公開してくれています。
http://groups.google.co.jp/group/fa.freebsd.bugs/browse_thread/thread/4dc2d17f0ef05a1e
ただし、上記ファイルではIdタグまで変わってしまっており、このIdタグ部分が7.3のソースコードのリビジョンと一致しないため、そこだけは手動で当てる必要があります。
Idタグ部分を修正したパッチをkernel.patchとした場合に想定される手順は次のような感じでしょうか。

パッチ適用対象のファイルを/usr/src下から拾ってきてパッチを当てます。
 # cp -p /usr/src/sys/pci/agp_i810.c ./
 # cp -p /usr/src/sys/dev/drm/i915_drv.h ./
 # cp -p /usr/src/sys/dev/drm/i915_reg.h ./
 # cp -p /usr/src/sys/dev/drm/drm_pciids.h ./
 # patch < kernel.patch
 # cp -p *.c /usr/src/sys/pci/
 # cp -p *.h /usr/src/sys/dev/drm/

カーネルを再コンパイルします。
別に新しいモジュールを追加したわけではありませんが、カーネルの名前はなくとなくクドリャフカにしてみました。
 # cd /usr/src/sys/i386/conf
 # sed -e 's/GENERIC/KUDORYAVKA/g' < GENERIC > KUDORYAVKA
 # config KUDORYAVKA
 # cd ../compile/KUDORYAVKA
 # make cleandepend && make depend && make && make install && shutdown -r now

/dev/agpgartが出来ていれば成功です。

つづく
俺の彼女はヒトでなし