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2010年04月22日 01:51:17 クドPCをFreeBSD化する。(5)
6. その他の音声設定
最後に、KDEのシステム通知で対応する項目のない音声の設定を行います。 行うことは以下のとおりです。 ・rc.dにて停止音の設定 ・バッテリモニタにてバッテリ警告音の設定 ・devdにてデバイス接続音の設定 以下に個々の具体的な設定を説明します。 停止音はrc.dにてshutdown時にスクリプトを実行することで鳴らします。 スクリプトファイルについてはここに置いてあります。 スクリプト内でのwavファイルの再生にはwaveplayを使用しています。 # install -o root -g wheel -m 555 kudoryavka /usr/local/etc/rc.d # cd `whereis -q waveplay` # make install # echo 'kudoryavka_enable="YES"' >> /etc/rc.conf バッテリ警告音の設定にはKDEのバッテリモニタを使用します。 バッテリモニタでは内部でAPMを使用しているため、APMを有効にしてやる必要があります。 また、バッテリモニタでは/dev/apmに書き込みを行うようなので、別途/etc/groupを編集し、operatorグループにユーザ追加をする必要があります。 # pkg_add -r kdeutils-klaptopdaemon # echo 'apm_enable="YES"' >> /etc/rc.conf # /etc/rc.d/apm start バッテリモニタの設定から警告音を設定します。 クドPCではバッテリモニタは残り時間が正しく取得できず、常に残り0分になってしまうため、残量は%で指定します。 [設定]-[電源管理]-[ラップトップバッテリ] [バッテリ低下 警告(W)]-[警告を出す残量(T)] 7% [バッテリ低下 警告(W)]-[サウンドを再生(P)] 10.wav [バッテリ低下 危険(C)]-[危険を知らせる残量(T)] 3% [バッテリ低下 危険(C)]-[サウンドを再生(P)] 11.wav devd.confにてデバイスのattach/detach時の音声を設定します。 サンプルはここに置いてあります。 基本的にデフォルトの/etc/devd.confのaction部にwaveplayにて音声を再生するコマンドを設定しているだけですが、action部で指定されたコマンドが終了するまでdevdは待機するため、バックグラウンドで実行する設定にしています。 またサンプルファイルでは、クドPCがUSBメモリ接続時に不明なデバイスとしても認識してしまうため、接続成功と接続失敗の音が同時に鳴ってしまいます…。 起動時にもいくつかの不明なデバイスを認識するようです。 以上で一通りの設定は完了です。 まだ以下のようないくつかの課題があります。 ・定期的に/var/log/messagesに"cpuX: Cx states changed"のログが出る。 バッテリモニタから/dev/apmにアクセスする際に出るようです。 機能上問題はないはずですが、余分にバッテリを消費している可能性はあるかも知れません。 ・テーマ変更の音声が未使用である。 現状、currentのシンボリックリンクの向き先を変更することでテーマの変更を行っているので、変更専用のスクリプトを作ってその中で音を鳴らす、とかでしょうか…。 ・メモリカードリーダが使えない。 前面にあるカードリーダにmicroSDカードを挿しても認識しませんでした。pciconfなりでちゃんと調べればいいのでしょうけど…。 ・Xセッション終了後、ログイン画面に戻らない。 真っ暗な画面にカーソルが表示された状態でXがハングアップするようです。 リモートからのssh等によるログインは可能です。 時間が出来たらXドライバのデバッグモード有効にして調べて見ます。 |